説明
図形Ⅰ
本教材は、角度以外の図形の計量(長さ、面積、体積)は扱わず、主として空間・図形の性質を中心に、以下の目標を達成を目指して作成しました。
- 1)基本的な平面図形や立体図形に親しませ、空間概念を養い幾何学的センスを身につけさせることを主要なねらいとしています。
- 2)幾何学的経験を積ませる。定規・コンパス・ものさし・分度器・紙・はさみなどを使って、作図・作製などの操作を通じて、図形の性質や空間形態を直観的に理解できるようになります。
- 3)略式の(インフォーマルな)推論を漸次導入します。幾何学的経験を組織し、図形の性質を有機的に理解させるように進めます。次の点に留意しました。
- (ア)図形を容れる枠としての空間を重視しました。
タイル(方眼)やブロックを利用して、平面座標、空間座標を導入し、地球面上の緯度・経度も取上げた。これらと関連して、直線や平面の平行・垂直の関係をていねいに扱いました。 - (イ)直観から論理への道を段階的に開きます。たとえば、「三角形の内角の和は2直角です。」については、まず帰納的・実験的に扱って、直感的に認めさせ、実験と結びつけて推論による略式な証明を導き、さらに一般の多角形の場合に演繹し、定式化しました。
- (ア)図形を容れる枠としての空間を重視しました。
中谷太郎
※1~42番、49番以降は、本商品には含まれませんので、別途お買い求め下さい。
※解答書は、解答書のページをご参照下さい。