説明
F
本教材は、分数の乗除を学ぶ教材ですが、括弧を用いた四則混合問題や、3連の分数乗除まで学習します。
1枚1枚丁寧に取り組むことで、いつの間にか高度な計算ができるようになります。
1.この教材は、分数の乗法、除法と、分数・小数・整数の混合算から構成されています。
2.量には分離量(人数、個数など)と連続量(長さ、面積、体積、時間など)があり、分離量は整数で表され、連続量は小数・分数で表されます。
- 量
- 分離量:整数
- 連続量:小数、分数
また、連続量には外延量(あわせると和になる量、例えば長さ、体積など)と、内包量(1あたり量、例えば密度、速度など)があります。外延量の合併・除去は加法・減法となり、内包量は
- (1あたり量)×(いくら分)=(全体量)…①
- (全体量)÷(いくら分)=(1あたり量)…②
- (全体量)÷(1あたり量)=(いくら分)…③
によって乗法・除法につながります。
- 連続量
- 外延量:加法减法
- 內包量 :乗法除法
このF教材(分数の乗除)では、上の①によって乗法を導入し②によって除法を導入しました。
また、分数の乗除計算を適用する問題として、①、②、③を取り上げました。
3.分数の乗法・除法の計算ではそれぞれ
(i)はじめに真分数、仮分数の乗法、除法を取扱い、単純で一般的な
の計算にまず習熟させます。
(ii)あとから帯分数、整数を含む計算を扱い
带分数→仮分数、整数
の形になおして、(i)の計算に帰着させて計算させるようにしました。
4.分数の乗除法の導入では、具体的な量を直観的にわかりやすく表現するために、シェーマとして単位量を正方形タイル1とで表しました。このシェーマを用いて分数の計算法を理解させるという方法をとりました。
5.F教材は原則としてE教材を学習し終えた生徒に与えるように作られています。しかし中学生や6年生などでE教材を学習しないで、この教材に入る生徒もいます。その場合、タイル図を理解していない生徒には、E1~24を与えてからF教材を学習させます。
※1~30番,37番以降は、本商品には含まれませんので、別途お買い求め下さい。
※解答書は、解答書のページをご参照下さい。