説明
倍と割合Ⅰ
これまで学んできた数(整数・小数・分数)は、主として量の大きさを表すものでした。
ところが、数は量を表すとともに,働きを表すこともできます。
たとえば何倍する、何等分するという働きも、数を使って表します。
この教材では、はじめに倍という働きを表す数について学びます。
倍は、ある量や数を同種の量や数に変える働きです。働きは、機能(function)、操作、過程、変化、依存関係,因果関係などを含む広い概念です。そこで,「働き」を実体化して,ブラックボックス(blackbox:暗箱)で表すことにしました。ブラックボックスは、工学でも「働き」のシェーマ(イメージ:映像)としてよく使われます。
ブラックボックスは、機械や装置の構造(しくみ)を無視し、何(入力)を何(出力)に変えるかという「働き」だけに着目したものです。
ここでは、まず入力や出力が「物」である具体例を示し、次に,入力や出力が数で働きが演算(加減乗除)である場合を扱います。
ブラックボックスには、3つのファクター「入力・働き・出力」があり、次の3つの用法があります。
○入力と働きを与えて,出力を求める。
○出力と働きを与えて、入力を求める。
○入力と出力を与えて、働きを求める。
本教材では、無理なく倍と割合の内容を理解できるように工夫されています。
※1~36番、43番以降は、本商品には含まれませんので、別途お買い求め下さい。
※解答書は、解答書のページをご参照下さい。